生産性新聞(2022年10月15日号)

2021年度「マーケティング戦略コース」Bグループ研究ご報告

「同業種提携によるブランド構築」
~高次課題解決につながるブランドの希釈化~

 様々な事象に対して自社のリソースのみで解決が難しい場面では、企業同士の提携により新たな価値創造や課題解決が行われている。一般的には企業同士の提携は異業種間で行われることが多いが、同業種同士の提携についての事例は多くない。
 企業間のブランド構築の価値は補完関係にある場合が価値の最大化を追求しやすいとされているため異業種間のブランド構築の事例が多い。代替関係にある同業種間のブランド構築は短所であるブランド・エクイティの希釈化や技術流出などを内在するため、その事例はあまり研究されていなかった。
 本研究では同業種同士のブランド構築事例を取り上げその背景、条件、効果とその可能性を明らかにした。同業種による提携の事例として、山形の日本酒酒蔵4 社が集まってブランド構築した山川光男と、熊本の温泉宿が参画してブランド構築した黒川温泉の2 つを取り上げ、異業種同士のブランド構築と地域ブランドとの比較検証を行った。

本研究に取り組んだコースについて

マーケティング戦略コース
【先見性・革新性・戦略性で成熟市場を打破】
顧客価値の創造と提供を担うマーケター養成するコースです。
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