年に3回、経営アカデミーの活動内容をActivity Reportとして皆さまにお届けします!
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現場調査・データ分析で研究をさらに深掘り
グループ研究が佳境へ!中間発表・合宿で議論白熱、研究活動も本格化
9月から10月にかけて、各コースで中間発表や第2回合宿を実施しました。
研究の輪郭が明確になり、参加者の皆様の熱意と連帯感も一段と高まってきています。
既に終講を迎えたコースに続き、今月は2コース、来年2~3月には残りのコースが最終発表会を予定しています。
2026年度のお申込み受付を開始しました!
トップマネジメント・コース
8月末に第2回合宿、9月末にグループ研究中間発表を実施。講師陣からの鋭い指摘や温かい励ましで、研究の方向性を確認しました。12月の終講に向けて、アンケートや事例分析、執筆と最終まとめ段階です。最終発表会、乞うご期待!

経営戦略コース
第2回合宿では、夜遅くまでの議論の末、中間発表の資料が完成、翌日発表会を行いました。コーディネーターの先生方やグループを超えた指導講師から多様なコメントが寄せられ、今後の研究の方向性を見定める貴重な時間となりました。

技術経営コース
10月第2回合宿で3グループの研究テーマが決定しました。
A:AI時代におけるコア技術の再定義とイノベーション創出
B:新規事業部門の構造選択に影響を与える要因分析
C:既存技術を活かした新規事業への進出と成功要件
今後は企業訪問・インタビューを通じて研究を深めてまいります。
組織変革とリーダーシップコース
10月15日にグループ研究の中間発表を行いました。
Aグループは、課題感を「組織・環境」「ミドルマネージャー」「フォロワー」の3つの切り口に整理。
Bグループは、企業が持続的に成長するために重要なこととして「ミドルマネージャーの翻訳力」と「自律型人材が育つ組織」を提示。それぞれアンケート調査等を行い、さらに深掘りしていきます。
マーケティング戦略コース
10月6日にグループ研究の中間発表を行いました。Aグループは、「コラボマーケティングの効果」、Bグループは、企業「企業のスポーツのスポンサーシップの意思決定プロセスと成果の判断方法」、Cグループは「消費者のデータ提供に対する許容度」について、研究を進めています。各グループ、企業へのインタビュー調査等を行い、研究を深めていきます。
生産革新マネジメントコース
経営視点で現場の深い理解、革新を目指す日本IE協会と協力し、6社の工場調査を通じ、「本物のものづくり」を討究しています。また、本調査と講義を通じて得た知見を活かして、研究受入れ工場の皆様と革新活動に取り組んでいます。
【訪問先】KOA、シチズン時計マニュファクチャリング(長野県)、リコーインダストリー、リード(宮城県)、寿精版印刷東京工場、JFEスチール東日本京浜地区(神奈川県)
人事革新コース
今年度のグループ研究はシニア社員とミドルマネジャーがテーマです。ミドルマネジャーについてアカデミー参加者・OBOGに配付したところ200件の回答をいただき、ありがとうございました!
11月初旬には淡路島で合宿をし、パソナグループの施設を訪問しました(詳細はこちら)。

事業変革イノベーションコース
東北フィールドワーク、3回に亘る経営者講演、第3回合宿、総括講義も予定通り終え、熱意と連帯感は最高潮です。
12/15の終講に向けて、グループ研究と変革計画作成はラストスパートです。最終発表会にぜひご出席ください!

イノベーション・デザインコース
9月に終講式を開催。4チームが社会課題解決のための新規事業を発表しました。人の営みや価値観に踏み込んだ多彩な提案が並び、AI時代における人間理解の意義を考える場となりました。

組織変革とリーダーシップコース × 事業変革イノベーションコース
東北被災地フィールドワークを開催しました!
ミドル・シニアマネージャーの参加者が「修羅場におけるリーダーの決断」を体験!
2023年以来3回目の開催(釜石市・大槌町を訪問)。
釜石では、東日本大震災時の「津波てんでんこ」の教えや徹底した防災教育が「釜石の奇跡」を生んだ経緯を学びました。大槌町では、津波で犠牲になった町長ら幹部が低地の旧庁舎にとどまった事実を踏まえ、旧庁舎を「保存」するか「解体」するかという住民を二分した問題をテーマに、参加者自身が町長であったならばどちらの決断をするか、地元住民の前でプレゼンテーションを行いました。
参加者からは、「正解のない中での決断では、どちらを選んでも誰かを傷つける可能性があり、リーダーとしての判断の重みを痛感した。企業経営でも経済合理性だけでは語れない判断があり、平時からの信頼関係と情報共有が不可欠」との感想が寄せられ、現地で得た気づきの深さが示されました。
トップマネジメント・コース
タイ・バンコクにて海外調査を実施しました!
9月14日~19日に4泊6日の行程で、タイ・バンコクを訪問しました。日系企業5社およびJETRO事務所、そして世界遺産アユタヤ等を視察しました。現地では、日系企業で活躍する経営者の方々を始め、若手日本人スタッフ、現地社員の方々からも、様々な話を伺うことができました。
日本本社との連携、アジア圏における経営戦略、また日本人社員と現地社員による組織運営や人材育成の違いなど、国内事業の対応だけでは見えづらい視点を広く養う機会であったと思います。
参加者からは、「効率よく、日系企業のタイ進出の意味合いの変化を乗り越えての奮闘ぶり、少子高齢化社会を迎えたタイでの日系企業のあり方等を勉強することができました。」「現地の企業経営について知れたことはもちろんよかったですが、同じ経営層の研修生の皆さんと一緒に過ごして、いろいろな話をしたり、食事したりして、非常に交流が深まりました。」など、充実した訪問であったとの声をいただくことができました。
ご派遣くださったご担当者の皆様、ありがとうございました!


人事革新コース
淡路島合宿を実施しました!
11月6日~7日、パソナグループが展開する淡路島地方創生事業の視察を通じて、企業の社会貢献・社会課題解決と人事戦略の融合を学ぶ合宿を実施しました。
パソナは「人を活かすことで社会課題を解決する」理念のもと、2020年に本社機能の一部を淡路島に移転。廃校を再生した「のじまスコーラ」など地方創生のための多くの施設を運営する人員を含め、これまでに約1300人の社員が淡路島に移住。オフィスや社員のための福利厚生施設なども見学しました。
ワークショップでは「幸せに働くとは何か」「淡路島に移住するとしたらをテーマに議論。参加者からは「価値観の多様性をマネジメントする難しさを実感した」「都市生活者の価値観を変える困難さが浮き彫りになった」」との声が上がりました。地方創生と人事戦略の融合から、これからの時代に不可欠なテーマについて実地で学ぶ貴重な機会となりました。


「経営アカデミー リーダーズフォーラム2025」開催!
60年の歩みと、次世代リーダーの「今」を一緒に振り返りました
111月12日、経営アカデミー設立60周年を記念し「リーダーズフォーラム2025を開催しました。
第1部のキーワードは、「自分ごと化」「わからないと言える関係づくり」「志と使命感」など。経営アカデミーのOB・OGによるリアルな経験談を通じて、リーダーとしてのあり方を考える時間となりました。
続く第2部では、これまでのグループ研究をご紹介。研究内容や修了後の取り組みについて共有いただきました。
第1部・第2部それぞれの開催レポートは、12月中に順次経営アカデミーホームページに掲載する予定です。

次回のActivity Reportは3月頃に発行予定です。ご意見やご要望をお待ちしています!
お問い合わせ先
公益財団法人 日本生産性本部 経営アカデミー
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電話:03-5221-8455 経営アカデミー:https://www.k-academy.jp/
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