トップマネジメント・コース(2024年度)

戦略思考に基づいたビジョンを語り、先頭に立って実践できるトップリーダーの養成

コース概要【2024年度】

|期間|2024年7月~12月
|日程|水曜日【毎週】18:00~20:30 ほか
    合宿3回、海外調査1回(予定)
|対象|取締役、執行役員、事業部長、部長
|会場|経営アカデミー
|料金(税込)|賛助会員 143万円 一般 154万円 <2023年度実績金額>
    ※合宿費・海外調査費別
|申込|お申し込みはこちら
|パンフレット|2024年度「トップマネジメント・コース」パンフレット

|開催日程|開催日時、講義タイトル、講師名が掲載された「コース日程表」をご用意しております。ご希望の方は日程表ご請求専用フォームからご請求ください。


お知らせ
2024.04.01 各コース パンフレットはパンフレット一覧ページからダウンロードいただけます。


トップマネジメント・コースのねらいと特色:Program goal

トップマネジメント・コースでは、戦略思考に基づいたビジョンを語り、先頭に立って実践できるトップリーダーの養成を目指しています。

コースの特色

  1. 様々な角度からものごとをとらえる視点を持つことによってビジョン構想力、課題解決能力、問題発見能力の向上を重視しています。
  2. 色々な分野の第一人者にご登壇いただき、優れた論理展開力を学びます。戦略課題に取り組むにあたり、戦略的思考とは何かについて、実践的な思考訓練を交えながら議論し理解を深めます。
  3. トップ経験者との対話の中からリーダーシップの本質に触れ、経営者に求められる意思決定力や覚悟、行動のあり方を考えていきます。
  4. グループ研究では、3回の合宿をはじめ異業種の経営幹部との徹底した議論の機会を設定しています。参加者相互の多様な視点を理解し、自分のものの見方や行動の特性を振り返るとともに、豊かな人脈を得ることができます。
  5. 自社•自組織のビジョン達成に向けた戦略課題、本質的な問題の所在と対策について、指導講師陣および受講者相互で徹底した議論を行います。
  6. 成果は、与えられるものではなく、一人ひとりが創り上げていくものです。積極的な問題提起や発言が内容をより充実したものに高めていきます。

本コース講師陣:Instructors

コース委員長

松本 正義
住友電気工業 会長

コーディネーター


内野 崇
学習院大学 名誉教授

淺羽 茂
早稲田大学
ビジネススクール
教授

米山 茂美
学習院大学 教授

安藤 史江
南山大学 教授

講師陣

淺羽 茂 早稲田大学ビジネススクール 教授
石黒 成直 TDK 取締役会長
上山 信一 慶應義塾大学 教授
内野 崇 学習院大学 名誉教授
遠藤 信博 日本電気 特別顧問
片山 治 三菱地所 取締役
金井 政明 良品計画 会長
柄澤 康喜 MS&ADインシュアランスグループホールディングス 会長
川上 智子 早稲田大学ビジネススクール 教授
神田 秀樹 学習院大学 教授
木川 眞 ヤマトホールディングス 元会長
齋藤 卓爾 慶応義塾大学ビジネススクール 教授
酒巻 久 キヤノン電子 会長
新貝 康司 日本たばこ産業 元代表取締役副社長
西山 茂 早稲田大学ビジネススクール 教授
冨山 和彦 経営共創基盤 IGPIグループ 会長
山田 英夫 早稲田大学ビジネススクール 教授
米山 茂美 学習院大学 教授

(過去2年実績)

日程概要:Schedule Summary

日本を代表する経営者による経営の真髄の伝授、講義やケーススタディを通じた戦略フレームワークの理解、異業種の経営幹部との徹底した議論により、トップリーダーに求められるマネジメント力を磨く。

日程概要

[講義]20コマ+選択講義+フォローアップ [グループ研究]20コマ
※適宜オンラインを活用し、参加者の利便性を向上させています。
※ 講義とグループ研究の各コマ数は2023年度実績をもとに表示。プログラムとスケジュールは変更される場合があります。

テーマ 講義・演習 グループ研究 自己課題
大局的な視点から本質を捉える ・世界観、歴史観、文明観を身につける
・経営の本質とは何か ~企業変革におけるトップの役割
  基本知識理解度チェックテスト

自己の振り返りと研修目標の設定

第1回 合宿(1泊2日)
・経営戦略の論理
・戦略構築のフレームワークを習得する
グループ編成
グループ研究【2コマ】
組織をどう変えるか ・勝ち残る企業づくり~コーポレート・ガバナンスを考える
・マーケティングと新市場創造
グループ研究【3コマ】
テーマ探索
各講義や配付図書からの気づきと学びを整理
第2回 合宿(1泊2日)
・全社戦略と事業ポートフォリオ
グループ研究【2コマ】
テーマ発表
経営者の経験と実践知に学ぶ
世界から日本を見る
・企業理念を経営に活かすには
・経営視点の企業分析
・グローバル時代の変革リーダーの視座
グループ研究【2コマ】 各講義や配付図書からの気づきと学びを整理
海外調査(アジア視察)
・世界・アジアの視点から自社の事業をどう位置付けるか
・アジアの成長マーケットをどう取り込むか
・生産拠点・サプライチェーンをどう構築するか
10 これからの経営を考える ・異業種に学ぶビジネスモデル
・企業価値向上とM&A
・企業変革のプロセス
グループ研究【4コマ】
中間発表
中間振り返り
後半に向けての課題の整理
11 リーダーの決断と実践を学ぶ ・イノベーション ~違いをどう創り出していくのか
・IR戦略
・事業再生の現場から見た企業経営
グループ研究【3コマ】 各講義や配付図書からの気づきと学びを整理
第3回 合宿(1泊2日)
・トップリーダーの神髄
グループ研究【3コマ】
12 実践への応用を決意する ・危機に問われるリーダーの覚悟
・DX、SX 時代の企業経営、トップ判断の重要性を考える
グループ研究【1コマ】
報告書とりまとめ
成果発表
研修成果の振り返り
「私の経営ビジョン」作成
翌年 フォローアップ ・研修後の取り組みに関する情報交換
・フォローアップの講座や見学会など
   

プログラム概要:Program outline

講義とグループ研究を並行して進めることで、体系的な学習と実務の往復を促し、自己の振り返り「リフレクションノート」により実践へと橋渡ししていきます

講義 知の獲得と議論の場

01 大局的な視座から本質を捉える

  • 日本の経営の善さ、強さ
  • 経営者の視点(戦略発想の本質)、コーポレートガバナンス
  • DX(デジタル・トランスフォーメーション)、SX(サステナビリティ・トランスフォーメーション)時代の企業経営、事業戦略

02 本質をあぶりだすフレームワークを身につける

  • 経営戦略の論理、事業ポートフォリオ、M&A
  • ビジネスモデルの構造を見抜く
  • イノベーションと市場創造、事業価値向上
  • 経営視点の企業分析、財務諸表の読み方

03 組織を動かす要諦、意思決定と行動のあり方を考える

  • 外部環境と自社資源を見据えた企業経営、リーダーシップ
  • 経営理念と意思決定、組織変革
  • 経営者に求められる覚悟と決断

グループ研究 参加者相互の問題意識をベースとした議論と整理の場

[グループ研究のプロセス]

グループ
研究テーマ
(過去2年実績)
  • 不確実性の時代における人的資本経営の実現
    ~日本的経営は世界で再び輝けないのか~
  • 不確実な時代の中で存在感を発揮し続けるために日本企業に必要なものとは
    ~グローバルニッチトップ企業から読み解く~
  • 千年の存続と発展 ~企業の持続的成長に向けて~
  • 従業員の幸福度向上と企業価値向上の好循環ストーリー
  • 四方よしの実現に向けて ~日本版CSV 戦略について~
  • 30年後を担う若手をどう育成していくか
    ~2050年における企業の形とトップリーダー~
  • 働きがい向上のマネジメント
    ~企業の持続的成長に向けて~
  • これからの時代の企業理念のトリセツ

自己課題 自己の振り返りと定着の場

「リフレクションノート」に講義ごとに学んだこと、自社の経営や業務にどう具体的にするか、レポートを作成。研修前、中間、終了時点で自己の振り返りと課題の整理、目標の設定を行い、研修効果を確実にいたします。

コースの特徴と参加者の声:Voice

  • 自社の事業範囲とは異なる様々なビジネスや仕事の進め方を知る大変良い機会であり、今後の事業展開や仕事の進め方、自社の組織に不足していることなど、多方面で考え直すことに繋がった。また、組織の成長も凋落もリーダーの視野の広さや思考の深さ、あるいは言動行動によるところが極めて大きく、組織の成長に向けて、周囲を巻き込み、ともに行動し成長していく気概や覚悟が重要であると改めて感じた。(建設・取締役)
  • 講義は、どれもなるほどと納得した。私自身がこれまで悩んできた経験があるからこそ、体の中にスーッと入ってきたのだと思う。講義によって、私の悩みに対する回答を得たので、次のステップは実践である。また、立派な経営者の失敗談や会社経営が苦しい時期をどう乗り越えたかという講話には大変勇気づけられた。誰しも普通の人間、違うところは、“やり抜く”というエネルギーの大きさだと感じた。(機械・執行役員)
  • 先生方の講義により知識の習得・整理、経営者の方々の講話による経営に対する考え方・取り組み方等を学び、考えることはとても貴重な機会となりました。また、参加者、特にグループメンバーとのめぐり逢いは本当に貴重であり、これから長くお付き合いさせていただけるものと確信しています。企業の外の世界を感じるとても良き経験をさせていただきました。(商業・取締役)
  • 全体を通して、知識の習得が今後も必要だと感じました。経営者講話でも知的好奇心の重要性の話があり、リーダーシップを発揮する上で必要な要素です。また、異業種メンバーとの交流は、自身の視野の狭さ、考え方の柔軟性など多くを学ぶきっかけになりました。研修スタート時と比べ、回が進むごとに知識が増える歓びや、自身の考え方の変化に気づかされ、学ぶ歓びを知ったことが一番の発見です。(小売り・執行役員)
  • 私の最大の学びは「いつの時代であれ成長も衰退もリーダーが導く道で決まる」というものである。経営者講話を通して、ケーススタディを通して、その状況でトップ層がどのように決断したのか、方向性、理由を学んだ。そこで語られる「決断」には、逃げない「覚悟」、全てを背負う「覚悟」が宿っている。今回、リーダーとして自分に足りないものに気付かされた。そして、覚悟のないリーダーに人は動かすことができない、ということを痛切に感じた。(不動産サービス・取締役)
  • リーダーシップ、組織運営、経営トップの意思決定に対する考え方や心構えなどがとても参考になった。経営層に近いポジションにいるものとして、講義や経営者講話によって経営リテラシーや戦略の考え方、経営数値の読み方など、まだまだ基礎的な知識や経験が足りないことを認識した。講義で学習したことを再度、確認しなおす時間を積極的に作りたい。(非鉄金属・事業部長)

参加者データ(過去3年実績) 平均年齢51.4歳

最近の参加企業

水産・食品 キッコーマン、ニチレイフーズ、日清製粉、マルハニチロ
建築・不動産 穴吹興産、穴吹ハウジング、佐藤興業、大和ハウス工業、戸田建設、フロンティアコンストラクション&パートナーズ、水ing、三井住友建設
繊維・紙 日本製紙
化学 杏林製薬、タキロンシーアイ、竹本容器、鳥居薬品、藤森工業、日本ゼオン、日本表面化学
情報・通信 NEC ソリューションイノベータ、カストマシステム、キヤノンITソリューションズ、KDDI、テックスエンジソリューションズ、日鉄ソリューションズ、富士ソフト、富士通エフサス
金融 かんぽ生命、ジェーシービー、東京海上日動あんしん生命、三井住友海上火災保険、三菱オートリース
電気・機械 IHIエアロスペース、アイシン、アンリツ、NECディスプレイソリューションズ、エムケー精工、共和電業、東光高岳、日本信号、日立造船、富士通、マースエンジニアリング、丸山製作所、村田製作所、明治電機工業、八洲電機
運輸・倉庫 TS ネットワーク、東京地下鉄、東日本旅客鉄道、日立物流
鉄鋼・
非鉄金属
サンエツ金属、古河電気工業、三井金属鉱業
小売り・商業 オザックス、髙島屋、バイク王&カンパニー
サービス 日本食品分析センター、乃村工藝社、横河レンタ・リース

(50音順、企業名は参加当時のもの)

広がりのあるプログラム:Features

海外調査

海外調査では、「大局観、歴史観の醸成と将来ビジョンの構想」を目的に、毎年アジアの新興国に赴き、現地ローカル企業、現地で成功している日系•外資企業、政府機関や経済団体などを訪問。また、現地の市場や史跡を視察し、民族や文化の源流に触れ、大局観、歴史観を醸成するとともに自社の海外事業展開を構想します。

※2020~2022年度は、新型コロナの影響で実施せず、2023年度より再開。

訪問先 (近年の訪問実績)

ベトナム JETRO ホーチミン、FUJINET SYSTEMS、GSバッテリー、イオン、エースコック、プラス、リンナイ、ロート•メンソレータム
カンボジア JETRO プノンペン、協和製凾、サンライズジャパン病院、住友電装、タマホーム、プノンペン経済特区社 ほか
 ベトナム・カンボジア(2019年9月)

「経営学の基礎」講座

コース受講にあたって、「会計•財務」「戦略」などの経営に関する知識を学べるE- ラーニング講座をご案内します。
経営アカデミーの受講にあたり、コースで学ぶ内容の理解をより一層深める上で、基盤となる知識の習得や自らの知識の整理、確認ができます。

選択講義

コース期間中、経営アカデミー全コースから厳選された講義を参加者へご案内いたします。現在直面している経営課題、担当業務における問題意識に沿って、各コースで開催される講義を横断的に自由に選択し、組み合わせることで、ご自身のオリジナルプログラムを作成して受講することができます。

修了後のフォローアッププログラム

経営アカデミーのプログラムによって得られた成果を自社での業務に活かしていくために、終講時に自らの課題を設定。修了の半年後を目安に、自らの課題への取り組みについて進捗を報告します。学びの成果の自社での展開について、さらに効果的な取り組みへの気付きの場となります。また、グループ単位で継続的に開催されるOB•OG会だけでなく、コース全体や年度を超えた会など、メンバーによる情報交換•事例共有の場として事務局がその開催•運営をサポートしてまいります。

お申込み概要:Outline

お申込み手順

01 以下お申込みご案内WEBページより、お申込みください。

02 申込書受領後、確認のお電話を差し上げます。

参加費 (※2023年度実績金額)

賛助会員 130万円(10%税込 143万円)
一般 140万円(10%税込 154万円)

参加費に含まれないもの

国内合宿費(1回あたり5~8万円程度)、海外調査費(2023年度は約45万円)、通学•合宿等の交通費、他個別に発生する費用

 

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