経営戦略コース(2024年度)

自社ビジネスのあり方を見直し、次の戦略を深く多面的に考えるリーダーの養成

コース概要【2024年度】

|期間|2024年6月~2025年3月
|日程|火曜日【月3~4回】18:00~20:30
    合宿 2回(予定)
|対象|部長、課長(全職種)
|会場|経営アカデミー
|料金|賛助会員 133.1万円(税込) 一般 144.1万円(税込)<2023年度実績金額>
    ※合宿費別 
|申込|お申し込みはこちら
|パンフレット|2024年度「経営戦略コース」パンフレット

|開催日程|開催日時、講義タイトル、講師名が掲載された「コース日程表」をご用意しております。ご希望の方は日程表ご請求専用フォームからご請求ください。


お知らせ

2024.04.16 グループ指導講師・慶應義塾大学松本陽一教授による連載「エビデンスと経営」(全6回)がスタートしました。
2024.04.01 各コース パンフレットはパンフレット一覧ページからダウンロードいただけます。
2023.01.26 【無料セミナー】デジタル化時代における企業の防衛戦略 (受付終了)


講義テーマ実績(2023年度より)※一部抜粋

「価値創出・獲得のための経営の軸足」青島 矢一 氏 一橋大学 教授

事業構造改革をすすめながら再成長に向けた道筋をつけていくために、さらに掘り下げていくべき日本企業にとっての課題を多角的に考えます。

「事業経済性:リアル経営分析」木村 尚敬 氏 経営共創基盤 パートナー

収益力を高めるために、自社の事業特性、競争環境をリアルに経済構造として理解し、本質的な課題を明らかにできるスキルを身につけます。

2024年度開催の講義内容、講師名にご関心がある方:日程表ご請求専用フォーム

経営戦略コースが目指すもの:Program goal

次の戦略を多面的に考えるリーダーになるために

本コースでは、一流の講師陣による多彩な視点から「経営戦略」の主要理論やフレームワーク、ケーススタディを学びますが、それらを単に学ぶだけでは、経営の現場で使いこなすことはできません。学んだ理論を実践できるかどうかは、現実に起きている具体的事象から、その背景にある本質を見抜き、いかに抽象化(概念化)できるかにかかっています。

事象を抽象化することで、例えば、他社や他業界で起きている事象との共通点を見出し、より多くの選択肢を構想でき、またその中から最適解を選び取ることができるようになります。

そして何よりも重要なのは、描いた最適解(最良の戦略)を、誰かがやるのを待つのでなく、自らが先頭に立ち実行するのだという気概と視座の高さを持つことです。

本コースでは、経営戦略を中心とした学びを土台に、広く高い視座を持ち、経営の現場で組織を成長に導く真のリーダーの育成を目指しています。

本コース講師陣:Instructors

コース委員長

石黒 成直
TDK 取締役会長

コーディネーター


大滝 精一
大学院大学至善館 副学長

網倉 久永
上智大学 教授

グループ指導講師


大木 清弘
東京大学大学院
准教授

松本 陽一
慶應義塾大学
准教授

酒井 健
一橋大学大学院
准教授

糸久 正人
法政大学/
法政大学大学院
准教授
※上記講師陣は2023年度実績です。

講義指導講師

青島 矢一 一橋大学イノベーション研究センター 教授
網倉 久永 上智大学 教授
井上 達彦 早稲田大学 教授
大滝 精一 大学院大学至善館 副学長
嘉悦 朗 元 日産自動車 執行役員
木村 尚敬 経営共創基盤 パートナー
榊原 清則 経営アカデミー 前学長
佐々木 圭吾 椙山女学園大学 教授
妹尾 大 東京工業大学 教授
冨山 和彦 経営共創基盤 IGPIグループ会長
長瀬 勝彦 東京都立大学 教授
中村 善貞 一般社団法人イノベーションアーキテクト 代表理事
西野 和美 一橋大学大学院 准教授
福嶋 路 東北大学大学院 教授
松﨑 正年 コニカミノルタ 取締役会議長

( 過去3 年実績、所属・役職は出講当時 )

日程及びプログラム概要:Program outline

※プログラムとスケジュールは変更される場合があります。

テーマ 講義・演習 グループ研究 自己課題
経営戦略の全体像

経営戦略の基礎理論・分析手法

企業経営に経営戦略が必要な意味を、大局的・全体観の視点から理解するー経営戦略論の体系、全社戦略   自己課題整理、コース修了後の目標設定
第1回合宿(1泊2日)
 相互理解プログラム
 
グループ編成及び研究テーマ選定
経営戦略論を構成する主要理論、フレームワークを実践的なケース研究をまじえて理解する
・競争戦略論・資源戦略論・全社戦略論 ・ケース研究
グループ編成
問題意識の共有
研究計画・方針の確認
各講義の気づきと学びを整理
日本企業の経営戦略の課題と今後の方向性 日本企業における戦略の策定・展開についての現状、特質、課題を明らかにし、今後のあり方を検討する
・イノベーションと付加価値獲得の戦略
・製品の境界を超える/産業構造の転換への対応
・事業経済性を正しく理解する
・経営幹部に求められる意思決定のプロセス
文献調査、メンバー・グループ指導講師との徹底した議論 各講義の気づきと学びを整理

中間振り返り

10 第2回合宿(1 泊2日)
 グループ中間発表
グループ研究【中間発表】
11 経営のダイナミズム グローバルレベルで事業展開する日本企業のトップからリアルな実践論に触れる
・グローバルビジネスの創出
・事業再生の現場から見た経営戦略
・経営者講話
インタビュー・調査、仮説研究 各講義の気づきと学びを整理
12
翌1 グループ研究テーマの掘り下げ 集中活動
 調査の分析とまとめ
グループ研究 研修成果の振り返り
総括講義
報告書とりまとめ、発表準備
【グループ研究成果発表】
報告書執筆

グループ研究事例紹介:Group study

業種、職種の異なるメンバーがグループに分かれ、約9ヶ月間、議論や対話を深めます。
(座学の講義とは別に、並行して進めます)

指導講師陣の提案テーマ(2023年度より)

グループ毎に、気鋭の若手研究者が指導講師として付き、テーマ探求から報告書執筆まで全力でサポートします。

講師が提示したテーマ案を基に、実務家である参加メンバーの問題意識から議論を深め、実際のテーマを決定していきます。


大木 清弘 氏

日本の経営者を「科学」する-本当に社長が悪いのか?-

インタビューや事例研究を通じ、日本の経営者の「質」の真実に切り込む


松本 陽一 氏

シナジーは大事?

新規領域参入、多角化と言えば「シナジー」が意識されるが、本当に生かされているのか?


酒井 健 氏

日本企業の戦略コンセンサス

「戦略への組織内合意」について定義した上で、その実態や効果を考える


糸久 正人 氏

バイオエコノミー戦略:第5次産業革命に向けた新たなエコシステム形成

企業はBX(バイオトランスフォーメーション)にどう対応すべきか?先端企業の事例や政策動向から探る

過去の研究テーマ例(抜粋)

「現代日本企業の新規事業創造成功モデル」
「デジタル化時代における企業の防衛戦略」
「若手プロジェクトは時代のメシア?」
「パーパスはどこへ行った?」
「事業再編に伴う事業分離についての研究」
「新技術のためのルール形成戦略」

本コースの特長:Features

現象の背景にある本質を見抜く力を養う

本質的議論

課題に対する議論が表層的なもので終わるか、事象の本質にまで到達できるようになるかは、相当程度の時間をかけた「議論の訓練」が必要です。
本コースでは参加企業が直面している現実的な課題に対し、講義担当の講師や、グループ指導講師、また異業種メンバーと共に深く広い議論を行う時間を多く設けています。簡単に「それらしい答え」を出さず、妥協せず考え抜く訓練を行うことで、事象の概念化が可能となります。この繰り返しにより、あらゆる事象に適用可能な理論構築力を養うことができます。

理論と実践の往復

合計17 コマ(2023 年度予定)の講義時間だけでなく、グループ指導講師より多くの最新論文、研究成果、ケーススタディ等の紹介が行われます。日常から離れた環境の中で、普遍的経営戦略論から時代に応じた実践論まで幅広く学ぶことができます。

参加メンバーはほぼ毎週行われる講義や議論と並行して、日々直面する組織や人の問題という現実と対峙する中で、理論と実践の往復が促されます。このように、考え続ける環境に置かれることで初めて、学びが現実的な意味をもつようになります。

 

生涯のネットワーク形成

本コースは実務を抱え、日々難しい意思決定と実行の渦中で奮闘する方々ばかりが集まります。忙しい業務の中で、自組織や事業、自身のさらなる成長のために学びを深め、戦略を描くリーダーとなろうという同じ目標に向かい、タフなスケジュールをこなす同士として、毎年参加メンバーは強い信頼関係を作りだしています。
経営アカデミーで苦楽を共にした仲間は、コース修了後も5 年、10 年とつながりを持ち続け、ビジネスにおける相談相手としてはもちろんのこと、プライベートでも信頼関係を築くほど、貴重な存在になっています。

参加者の声:Voice

  • インプットとアウトプットを両輪で学ぶ経験ができるコースプログラムの良さや、他の参加者との交流による気付き、人の繋がりの広がりができる良さを強く感じた。併せて、私自身、講義でもグループ研究でも、思考の幅を両方向に振られたり、一点をロジカルに深く掘り下げに行ったりと、思考範囲を拡大し、楽しく頭を疲れさせることができた。実務では忙しいことを言い訳に疎かになる部分でもあり、大変充実した時間を過ごすことができた。(金融)
  • 本コースは、インプットとしての体系的な講義に加え、アウトプットを含むグループ研究のハイブリッドなカリキュラムであり、非常に内容が濃く、自分自身が成長できるものだと実感、体感した。一連の講義受講・研究活動は、これから自社の経営戦略を考える際に非常に有益な内容であることはもちろん、自分自身の課題とも向き合い、気づきを実感できたこと、さらに仲間たちとの関係構築は何よりも変え難い自分自身の糧となった。(金融)。
  • 会社での肩書とは関係なく、フラットな関係性で議論を進めていく、という環境がとても新鮮だった。業態や職種が異なる中で意見を交わしていくことで、多様な視点の中から正解を導き出していく、という成功体験のようなものが得られたことは、今後のキャリアや業務に有用と感じている。(情報・通信)
  • マーケティングなど基礎的な知識は持っているが、それを活かすための土台となる視点を学ぶことができた。これからの事業戦略検討に役立てたいと思う。また旧知の仲のようなメンバーとの出会いは私にとっては財産であり、これからも継続したいと思っている。(電気機器)

参加者データ(過去3年平均) 平均年齢44.3歳

過去3年の参加企業

水産・食品 キッコーマン食品、日清オイリオ、ニッスイ、日本ハム、マルハニチロ
石油・石炭 ENEOS
ゴム・ガラス・土石製品 住友大阪セメント、太平洋セメント
電気機器 TDK、明治電機工業
精密機器 コニカミノルタ、シャープNECディスプレイソリューションズ、テルモ
その他製造 キョーリン製薬、ホーユー、丸一
運輸・倉庫 カンダコアテクノ、TSネットワーク、日本石油輸送
情報・通信 日本電気通信システム、富士ソフト
小売・卸売・商業 サミット、髙島屋
金融 埼玉りそな銀行、商工組合中央金庫、信金中央金庫、東京センチュリー、日本政策金融公庫、農林中央金庫、りそな銀行、りそなホールディングス
サービス 乃村工藝社

(50音順、企業名は参加当時のものも含む)

お申込み要領:Outline

お申込み手順

01 以下お申込みご案内WEBページより、お申込みください。

02 申込書受領後、確認のお電話を差し上げます。

参加費  (※2023年度実績金額)

賛助会員 121万円 (10%税込 133.1万円)
一般 131万円 (10%税込 144.1万円)

参加費に含まれないもの

合宿費(1回あたり5~7万円程度)、通学・合宿・企業インタビュー等の交通費、グループ研究の著書・資料代、他個別に発生する費用

 

経営アカデミーコース一覧に戻る

お問い合わせ

公益財団法人 日本生産性本部 経営アカデミー
〒100-0005東京都千代田区丸の内1-6-2 新丸の内センタービル6階
TEL:03-5221-8455
mail:academy_info@jpc-net.jp

Copyright© 経営アカデミー , 2024 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.