技術を起点に社会的価値を創出できる人財の養成
■コース概要【2024年度】
|期間|2024年6月~2025年2月
|日程|水曜日【月2回】9:30~16:30
合宿3回(予定)
|対象|技術部門、研究・開発部門、事業開発部門の
部長・課長・リーダー
|会場|経営アカデミー
|料金|賛助会員 122.1万円(税込) 一般 133.1万円(税込)<2023年度実績金額>
※合宿費別
|申込|お申し込みは締め切りました(満席御礼)
|パンフレット|2024年度「技術経営コース」パンフレット
|開催日程|開催日時、講義タイトル、講師名が掲載された「コース日程表」をご用意しております。ご希望の方は日程表ご請求専用フォームからご請求ください。
■お知らせ
2024.04.01 各コース パンフレットはパンフレット一覧ページからダウンロードいただけます。
技術経営コースが目指すもの:Program goal
技術を起点に社会的価値を創出できる人財の育成
今、従来の延長線上で経営を考えていくことが困難になっています(VUCA の時代)。従来のMOT(Management of Technology)では「自社の技術価値の最大化(競争優位の獲得)」を目指して考えてきましたが、社会課題解決の要請を前提に、イノベーションによる社会的価値の創出をより意識した技術経営(MIT:Management of Innovation and Technology)
が求められています。
技術経営コースでは、新しい価値を創出する人財の変革や創造、挑戦の契機となる場の実現を目指し、産官学の各々の強みを活かしながら連携して運営してまいります。
プログラム体系
本コース講師陣:Instructors
コース委員長
三菱電機株式会社
特任技術顧問
(元 常務執行役 開発本部長)
コーディネーター
小笠原 敦
滋賀医科大学 特任教授
清水 洋
早稲田大学 教授
安本 雅典
横浜国立大学大学院 教授
グループ指導講師
福澤 光啓
成蹊大学 教授
佐藤 秀典
筑波大学大学院 准教授
講義指導講師
川上 智子 | 早稲田大学大学院 教授 |
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喜多川 和典 | 日本生産性本部エコ・マネジメント・センター長 |
小阪 玄次郎 | 上智大学 教授 |
小林 喜一郎 | 慶應義塾大学大学院 教授 |
妹尾 大 | 東京工業大学大学院 教授 |
立本 博文 | 筑波大学大学院 教授 |
中村 善貞 | 一般社団法人イノベーションアーキテクト 代表理事 |
長平 彰夫 | 立命館大学大学院 教授 |
西山 茂 | 早稲田大学大学院 教授 |
林 高樹 | 慶應義塾大学大学院 教授 |
東 信和 | (株)アイディアポイント 取締役 |
広瀬 安彦 | 野村総合研究所 上席研究員 |
吉岡(小林)徹 | 一橋大学イノベーション研究センター 講師 |
米山 茂美 | 学習院大学 教授 |
※講義指導講師は2023年度の実績です。
日程概要:Schedule Summary
月 | テーマ | 講義・演習 | グループ研究 | 自己課題 |
---|---|---|---|---|
6 | 持続的な成長のための経営戦略と研究開発戦略(TiM概論) | ・経営戦略概論 ・技術経営概論 |
●現状把握と個人目標の設定 ●各講義の気づきと学びの整理 |
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合宿 | 講義・演習 | |||
6~7 | 競争優位性のための基盤技術(コア技術)の構築 | ・中長期技術動向 ・技術戦略とシナリオプランニング(演習) ・中長期R&D戦略 ・新製品開発とロードマッピング(演習) ・コア技術戦略と意味的価値のマネジメント |
【グループ研究】 ・プレゼンテーションとグループ編成 ・問題意識の共有 ・テーマリストアップ ・論点整理 ・先行研究の確認、書籍・論文の輪読議論のベース作り ・大きな(理論的含意のある)テーマ設定 ・具体的な課題(サブテーマ)探索 ・調査対象産業 ・企業の探索と絞り込み |
●各講義の気づきと学びの整理 ●実務展開の検討 |
7~9 | イノベーションの視点・フォアキャストとバックキャスト | ・PESTe分析 ・オープン・イノベーションによる新規事業創出 ・イノベーションの起こし方 ・SDGsとサーキュラーエコノミー ・新規事業のためのアイデア出し&発想法 |
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10 | 顧客・市場の視点 | ・マーケティングと新市場創造 ・インタビュー調査の方法 |
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合宿 | グループ研究 中間発表会 |
●中間振り返り | ||
10~11 | AI・データ活用の視点 | ・研究開発マネジメント ・新事業創造とR&Dマネジメント ・AI技術のビジネス応用 |
【グループ研究】 ・テーマに的を絞った仮設検証・調査活動 ・データや調査結果による具体的な課題(サブテーマ)の検討 |
●各講義の気づきと学びの整理 ●実務展開の検討 |
11~12 | 「勝つ仕組み」を考える技術経営戦略 | ・技術の事業化と競争力強化 ・「勝つ仕組み」を考えるーケース研究 ・事業戦略と知財戦略 ・企業財務と投資意思決定 |
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合宿 | グループ研究 調査活動まとめ |
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翌1~2 | 【グループ研究】 ・調査活動のまとめとインプリケーションの導出 ・論文の作成と発表 ・資料作成(グループ研究発表会) |
●個人目標の振り返り ●研修のまとめと自社・自組織への応用に向けた課題設定 |
※プログラムとスケジュールは変更される場合があります。
グループ研究事例紹介:Group study
昨年の研究テーマ
顧客と自社の利益を最大化する価値創出モデルの探索
~ AI 時代の価値創出に必要な要因と人の役割~
企業における人工知能技術(AI)の利活用、潜在ニーズ探索の取り組み、価格の設定プロセス、付加価値創出への取り組み、人材育成、意思決定の視点から価値創出モデルの要因や因子についてまとめ、価値創出モデルを作成し、検証した。
新規事業創出における両利き経営実践の理想と実態
~経営者視点での組織設計と実運用から読み解く成功要因~
新しい商品や事業、ビジネスモデルの探索や創造を推進する方法論を提案している「両利きの経営」に着目し、新規事業創出で成功している複数の企業にインタビュー調査を行い、共通点や相違点を確認することで、特に重要な要因の確認や、新たな要因の導出を試みた。
グループ研究の流れ
本コースの特長:Features
多彩な講師陣による体系的なプログラム
研究分野や業務経験の偏りをなくし、思考や議論の礎を築くため、技術経営に必要なテーマを体系的にプロ グラムに組み込んでいます。また、講師は、中立的な立場から、各分野の第一線で活躍・指導されている方々を、大学や業種業界の垣根なく招いています。
フォアキャストとバックキャスト
「IN-OUT」と「OUT-IN」の視点
参加者の声:Voice
- メンバーとの議論や論文をまとめる過程で、今後の糧になる気付きを多く得ることができた。また、技術立脚型の成功企業6社にインタビューをさせていただいたことで、様々な示唆に富んだヒントを得ることもできた。コンセンサスの重要性、人材の育成と活用、長期間の技術開発、コア技術の汎用性、トップダウンとボトムアップのバランスなどは、自分の業務に活かすべき要素だと感じている。(水産・食品)
- 学術的な講義やアプローチがメインとなる研修かと考えていたが、実際のマーケットに近い、リアリティのある講義が多く、毎回の聴講が非常に楽しかった。我々技術・製品開発に携わるものたちにとっては、新規技術に経営上のメリットをどう付加させ、どう市場へ投入するかは非常に大きな悩みの種になっているが、今回の受講で、技術と経営を結びつける多くのヒントを与えてもらったと感じる。(ゴム・ガラス・土石製品)
- 多様な企業から選出されたメンバーとオン・オフで話す機会が沢山あり、通常業務の中では知り得ない知識を増やすことができた。特に自身は金融業のSE職であり、メーカーの研究者・技術者から業務内容や課題等、実情を聞くことは大変貴重であった。(金融)
- 業務とは少し離れたテーマ設定により、自分自身の課題を狭い範囲で考えることなく、年度を見据えた改革を意識するようになった。また、基礎知識だけでなく、多くの事例から一般解として学べたことは、今後自社の戦略を考えていく上での基盤となる。(機械)
- 講義での基本知識の醸成、事前課題についてのビジネス視点からの検討は有意義であり、学習を行った上でのディスカッションは多くの気づきを得、有意義であった。有益と感じた仕掛けについては、既に社内に取り込み、開始している。(水産・食品)
- 異業種の方々と1つのものを作り上げるという体験は非常に新鮮で、また異 業種でも同じような悩みをかかえていることに共感が持てた。また、同業種の方々とは研究以外でも、実業務に関する相談にものっていただき非常に有意義だった。(電気・機器)
参加者データ(過去3年間) 平均年齢 45歳
最近の参加企業
水産・食品 | アサヒクオリティーアンドイノベーションズ、日清オイリオグループ、日本水産、マルハニチロ、明治、森永乳業、ヤッホーブルーイング、雪印メグミルク、理研ビタミン |
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電気・機械・各種機器 | アイシン、エムケー精工、共和電業、テルモ、マースウインテック、マースエンジニアリング、丸山製作所 |
化学 | 旭化成、花王、DI C、東ソー、日本ゼオン、三菱ケミカル、メルテックス |
ゴム・ガラス・土石製品 | 住友大阪セメント、太平洋セメント |
石油 | ENEOS |
鉄鋼・非鉄金属 | UACJ |
その他 | キヤノンIT ソリューションズ、凸版印刷、日本色材工業研究所、日本食品分析センター、三菱鉛筆 |
(50音順、企業名は参加当時のものも含む)
お申込み要領:Outline
お申込み手順
01 以下お申込みご案内WEBページより、お申込みください。
02 申込書受領後、確認のお電話を差し上げます。
参加費(※2023年度実績金額)
賛助会員 | 111万円 (10%税込 122.1万円) |
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一般 | 121万円(10%税込 133.1万円) |
参加費に含まれないもの
国内合宿費(1回あたり5~8万円程度)、通学・合宿等の交通費他個別に発生する費用
お問い合わせ
公益財団法人 日本生産性本部 経営アカデミー
〒100-0005東京都千代田区丸の内1-6-2 新丸の内センタービル6階
TEL:03-5221-8455
mail:academy_info@jpc-net.jp